生ごみ関連記事あれこれ

生ごみのひと絞り

以下にご紹介する「生ごみのひと絞りによる減量効果」は、2016年、埼玉県熊谷市環境部環境推進課が行ったモニター調査の結果報告です。

この調査の背景には、「ごみ処理には多大な経費がかけられており、これを削減する最も有効な手段としてごみの減量化がある。特に生ごみに関しては、そのまま排出すると重量の約80%を水分が占めており、多くの水をごみとして運び、処理していることになる」(結果報告書より)という問題があります。

熊谷市に限らず、「お茶殻を絞ってから捨ててください」という言葉は、たくさんの自治体が訴えている内容です。

生ごみのひと絞りモニター制度の調査結果を報告します:熊谷市ホームページ

熊谷市の調査は、モニターを依頼した66世帯が簡単な仕組みの生ごみ絞り器を7日分の生ごみに使用して前後の重量を比べるという内容です。モニター参加者がそれぞれの方法で生ごみをひと絞りしたことで平均8%の水分を減らせたという結果が出ています。

このひと絞りで出る水は、主に入れた後のお茶葉などに取り込まれた水分ではないかと思います。さらに、生ごみ入れを濡れないところに置くことで、8%以上水分を減らすことができます。

生ごみをシンク排水口のごみ受けに流し溜めたり、シンク内にごみ入れを置いていると水がかかります。ごみ入れを水のかからないところに置けば、ごみ容器に水がたまるということはありません。シンク排水口のごみ受けに流れてしまった細かいごみだけ水を絞ってから捨てるようにすれば、生ごみに残る水分は少なくてすみます。

また、生ごみを何日も置いていると、ごみの分解が始まってしまいます。この際に発生する水は、微生物の活動により生成されるもので、ビニール袋などで密閉されているとごみ汁と言われる臭い水が溜まります。

「燃やすごみ」の袋に水が溜まらいないようにするのは調理作業中でのちょっとした気づきで避けらます。みんなで燃やす水を少しでも減らしましょう。

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