食材のうち、私たちが食べずに捨てる部分を「生ごみ」と言っています。その部分が傷んでいなければ、生ごみとはいえまだ臭くはありません。時間が経過するうち、腐敗細菌が付着し急激に増加すると腐り、臭いも発生します。
ガベジンでは、基材に竹パウダーを利用して好気性微生物が活動しやすい環境を作っているため、生ごみはほぼ腐らず、分解されてなくなります。特有の臭いはありますが、腐敗臭ではありません。生ごみが新鮮なその日のうちにガベジンに入れ、好気性微生物に適度な空気と水分を供給することで、腐臭が出ず、コバエも発生しにくい、人にとっても快適な状態で生ごみ処理をすることができます。
コンポスト(堆肥)化の過程とは、元来空気中や土壌由来で材料表面に存在している好気性の常温(中温)、高温微生物の働きによって、材料である生物系有機資材(バイオマス)が分解されることである。*
*「コンポスト化技術による資源循環の実現」(木村俊範監修 シーエムシー出版 2009.8発行) p11 より
一方、腐敗細菌は酸素がない状態で繁殖しやすくなることが多いため、生ごみがぎゅうっと重なっていたり、ビニール袋やごみ箱で密閉に近い状態になっているとすぐに腐ってしまいます。